3月に実施した保護者アンケートでいただいたご意見、ご要望への回答になります。この他にもたくさん、1年を振り返ってのご感想や、励ましの言葉などをいただきました。ご協力いただきありがとうございました。
【給食・お弁当】
・給食の回数を増やしてほしい。
・給食を週5/週3の選択制にして欲しい。
現在、給食の回数は月水金の週3回になっています。2022年に在園児保護者にアンケートをとった結果、給食の回数を増やして欲しいが、お弁当の日も無くさないで欲しいという回答が過半数を占めました。その結果を受けてそれまでの週2回から3回に増やしたのですが、その後も毎年のアンケートで全部給食にして欲しいといった要望が数多く届いています。前回アンケートから3年が経過しておりますので、今年度中にまた保護者アンケートを実施して来年度に向けて見直しを行いたいと思います。
回数を選択できるようにというご要望についてはお応えしかねます。当園では給食かお弁当か選択制になっていますが、さらに曜日によってそれが変わることになるとアレルギー対応食のお子さんもおりますから、間違いがないように毎回リストを確認しながら配膳することになると思われます。集金の方も同様で、請求や集計がさらに煩雑になります。職員の業務負担増を考慮しますと、要望にお応えするのは困難です。申し訳ありません。
・夏のお弁当の保管が心配。
確かに心配です。エアコンを導入したので室温は以前よりは低く保てておりますが、夏場は傷みにくい食材を使うなど配慮をお願いします。
【事務】
・集金の際、振込が使えると助かる。
・集金は口座引落にして欲しい。
令和7年度から振込が選択できるようにします。ただし、振込か集金袋かを最初に選択していただいて固定していただきます。また、絵の教室と英語教室については別の組織による課外教室となっており、幼稚園の銀行口座に振り込むことはできません。
口座引落については集金金額が固定の場合はいいのですが、引落金額が変更になるとその都度、金額と引落口座番号を銀行に届ける必要があり、膨大な事務作業が必要になるため現状では難しいです。
・プリントの量が多く管理が大変なので、月1程度でまとめて出してほしい。
・新年度の日程が3月中にわかると助かる。
・印刷物が手書きなのは先生が大変なのでは?
確かにプリントの量は多いかもしれません。最近は印刷物を渡さずPDFファイルにしてメールなどで配信している園もあるようですが、経験上、見ていただけないケースが増えると思われるので、当園では印刷したものをお渡しするようにしています。現状では毎年出しているプリントは同じ時期に準備していました。先生たちの負担軽減にもなりますので、月1にできるかはわかりませんが、タイミングを見直してまとめて出すなどしていきたいと思います。
新年度の日程についてはプリントでお知らせするのを早くしていきたいと思います。このようなことは幼稚園の先生は気づかないことも多いので、伝えていただけるとありがたいです。対応できるところは改善していきます。
現在、園で出しているプリントでワープロ作成のものは園長か事務員が作成した文書です。幼稚園の先生たちは学生時代にパソコンの使用経験が少なく、ワープロ文書作成が苦手で「手書きの方が楽です」という先生が多いのです。それでも、毎年ほぼ同じ内容で出していたり、各クラスで共通の内容のところを部分的にワープロで作成したものを使うようにして、徐々に手書き部分を減らしてきています。
・メールの誤送信が多く、個人情報が洩れている。
令和5年度までは園長か事務員がメール送信しておりましたが、メールの発信機会が増えて来て、令和6年度からはクラスについての発信はクラス担任が自分で送信するようになりました。送信時に宛先やcc欄に送信先のアドレスを入れてしまうと、受け取った方は全員のメールアドレスを確認出来てしまうので、bcc欄にアドレスを入力して送信しています。送り方を伝達するときに何度も念押ししてはいたのですが、クラスによっては何度も宛先欄に入力して送ってしまったようです。後から当該メールを削除していただくようにお願いはしましたが、全員が対応してくださったかはわかりません。徹底できず申し訳ありませんでした。今年はこのようなことが無いよう、周知徹底いたします。
・面談日程や行事の参加希望でグーグルフォームを使うと良いのでは?
検討してみます。ただ、他の項でも触れていますが、IT関連はあまり得意ではない先生が多いので、使いこなせるかどうかが問題です。保護者の皆さんも全員が使いこなせるわけではないと思います。誰でも簡単に使えないと採用することは難しいと思います。
【駐車場】
・数台分でも送迎用の駐車場が欲しい。
残念ながら無理だと言わざるを得ません。かつて検討したこともあるのですが、中途半端に2、3台分の駐車場を作った場合(園庭の一部を潰すことになるでしょう)、お迎えの時間に駐車場の空き待ちの列ができて近隣に迷惑をかけてしまうことが予想できます。かといって十分な駐車場を確保することは、近隣の地価の上昇もあって非常に困難な話ですし、適当な土地もなくなってしまっています。申し訳ありませんが、お車で来る場合は近辺の有料駐車場を使ってください。
【用品】
・使っていない用品を次年度に持ち越すことができると良い。
これは満3歳入園のご家庭からの要望でした。当園の用品はなるべく無駄が出ないように考えながら選んでいます。かるがも組は順次入園になるため、なるべく卒園するまで使用するものを中心に用意しています。あまり使わずに次の年度に入ってしまう用品はらくがき帳、自由画帳とクレヨンあたりでしょうか。これらは自由遊びの時間などに絵を描いて遊ぶときに使用するので、絵を描くのが好きな子は年度途中で無くなって追加購入することが多い用品です。翌年度以降の補充用に使っていただきたいと思います。油粘土は衛生上の観点から1年以上継続して使わないようにしています。年度終わりにまとめて廃棄して新しくしています。
・名札を名前が隠せる形式のものに変更して欲しい。
エコールノワールの名札は学研で販売しているものを使用しています。名前が隠せるものはラインナップされておりません。他のメーカーのカタログを見てもそのような名札は用意されていないようですが、何か心当たりがありますか?
園のインスタグラムに投稿する際には名札にもモザイクをかけるようにしております。登園降園時が気になるようでしたら、お手数ですが保護者が付け外ししてあげてください。
・水彩絵具の白に大サイズのものがあれば販売して欲しい。
最近はポリチューブの水彩絵具が主流ですが、残量がわかりにくいのと、一度に出しすぎてしまう傾向があるため、当園ではラミネートチューブの絵具を使っています。大きいサイズのものはありませんが、ポリチューブのものは容量がラミネートチューブよりも多いので、絵の教室の水彩セット用の場合は、他所でポリチューブのものを購入して使っていただいても構いません。年中、年長が保育で使用している絵具は箱で管理しており、箱の中に入らないので同じサイズのものを購入してください。
・スモックにフラップをつけて欲しい。
当園のスモックはオリジナルで作ってもらっています。業者さんと相談してみますが、作業工程が増える分、値段が上がると思います。どれぐらい高くなるかとの兼ね合いですね。
【準備物】
・瓶や鉢など規定がある準備物は幼稚園で準備して欲しい。
・家で準備する箱や木材のサイズを早めに教えて欲しい。
以前の要望に応えて、1年間に用意していただく制作物用の材料などを年度初めにお知らせしています。サイズについては集める時期が来たらお知らせしておりますが、予め知っておきたい方は直接担任に聞いておいてください。サイズ等についてはあくまでも目安です。少々サイズが違っていたり、形がいびつだったりしても問題ありません。ただ、使用目的はしっかり理解して用意してください。例えば子どもが船を作る土台にする木を用意するのに、薄いベニヤ板や簡単に釘が刺さらない堅い木を持ってきてしまう例があります。
ご家庭で準備していただいている材料を幼稚園で準備する場合、どこかに発注することになり全員同じものになってしまいます。これでは所謂セット教材と変わらなくなります。同じサイズの同じ材料でみんなが同じ作品を作る。日本の学校では普通に行われてきていることですが、そういった画一化教育へのアンチテーゼとしてエコールノワールのカリキュラムは作られています。それぞれが違った材料を持ってきて、その材料に合わせて自分なりに工夫をしながら自分だけの作品を作っていく。その結果としてバラエティーに富んだ作品が生まれてくることをご理解いただき、ご協力いただけるとありがたいと思います。
【行事】
・運動会の種目が多すぎて余裕が無いように感じる。
・運動会のリレーで走者の出し入れをする際の子どもの扱いが乱暴に感じた。
・運動会のリレー、かけっこでラインガードが足を出すのは危ない。
種目数はかなり減らして午前中で終われるようにしました。コロナ禍で学年ごとの実施だった時に比べると、園児は競技間で必ず空き時間があるので、余裕はあるのではないかと思います。先生の方も役員さんや補助の先生のお手伝いをいただいているので、ある程度の余裕はあります。ただし、本番だと想定外のことで焦ることも多くなるので、もう少し気持ちにゆとりをもって運営するように心がけたいと思います。
リレーではまだ子どもたちが自分の判断で出入りするのは難しいので、先生がタイミングを計って次の組の子どもたちを出すようにしています。トラックの1周が短いため、リレーでトップと最下位のチームの差が大きくなると、次走者を出すための時間が短くなり、担当の先生が焦ってしまうことがあるようです。見ている方が不安に感じないよう気をつけて誘導するようにしたいと思います。
ラインガードについては足を出す小学校スタイルで行っています。このやり方で長いことやっておりますが、今まで足に躓いて転んだケースは無いので、大丈夫なのではないかと思います。
・発表会で客席最前列の保護者と舞台の下に登場する子どもにかぶってよく見えない。
1クラスの園児数も減っているので、舞台下に登場させる必要は無いかもしれません。検討したいと思います。
・参観の時の正門の電子錠を担任の先生が行っていて、操作のため話が中断してしまうことがあった。
そのようなことが無いように開錠は事務員や補助の先生がするようにしているのですが、「親子で作って遊ぼう」の日は土曜日で補助の先生の出勤が無かったので担任の先生が行っていたそうです。今年は園長か副園長がやるようにします。
・修了式の時の歌を、保護者席の方を向いて歌って欲しい。
この要望を受けて、先日の修了式では保護者席を向いて歌いました。いかがでしたか。
・春の遠足で、広場を利用してクラスごとのまとまった遊びがあると楽しそう。
今年の遠足でできるかどうか検討してみます。
・豆まきの時、豆の誤嚥が心配。
豆まきの時に撒く豆は、鳩が食べに来て近所にフン害が出ることから、新聞紙を丸めたもので代用しています。豆まきを終えた後、大豆を炒った「福豆」を年の数だけ食べておりました。満3歳児も入るようになってより低年齢になっているので、ご心配はもっともだと思います。豆のポン菓子や甘納豆などより安全なものを使うように考えてみます。
・発表会のDVDを販売して欲しい。
コロナ禍の期間の発表会は、クラスごとの発表になってしまい他のクラスの発表を見られなくなってしまいました。年度末の「思い出会」も開催できなくなり、その分の親鳥会予算が余っていたことから、発表会DVDを作成して配布しました。昨年は全クラス一緒に発表することになり、親鳥会の予算にも余裕はありませんでしたので、DVD作成は見送りました。園で撮影した素材でDVDを作るのに、枚数にかかわらず6万円程度かかります。園児全員が買ってくだされば500円程度で頒布できますが、買ってくださる方が少なければその分単価が上がります。ご自分で撮影されている方が多いので、皆さんに買っていただくのは難しいかなと考えております。
・大型造形のダンボール持ち帰りは希望者だけにして欲しい。
作品に使ったダンボールは全員が持ち帰っているわけではありません。ただ、他の子が持ち帰るのを見て、自分も欲しくなるのは仕方ないことだと思います。事前にきちんとお子さんとお話をして、本人に納得してもらうのが肝要です。「僕の家では持って帰っても遊ぶところが無いから持って帰れないんだ」と先生に言って、持ち帰らない子もおります。
【保護者来園行事等】
・4月に保護者登園が4日は多すぎる。
・4月の午前保育は年少だけにして欲しい。
4月の保護者と登園する日が多いというご指摘については、今年度はもうスケジュールを出しているので無理ですが、来年度は改善できるように検討していきたいと思います。
4月の午前保育期間についてですが、年少児の慣らし保育の期間としてだけでなく、各クラスの保護者面談の期間として設定しております。通常保育の放課後にクラス全員の面談を実施するためには1ヶ月以上要しますので、年度初めの午前保育期間に実施するのが合理的と考えております。また、バス送迎を複数回行う必要が出てきますので、年少だけ早く返すことは難しいところです。クラスの人数も減ってきておりますので、午前保育期間を毎年減らしてきております。来年度はスケジュールの見直しに合わせて、もう少し午前保育期間を短縮することも検討したいと思います。
・個人面談で子ども同席ではない状態で話したい。
希望があれば担任と保護者だけで話せるようにしております。日程を決める時に担任に伝えてください。
・保育参観と学校の行事が重なり困った。年少の保育参観でも預かり保育ありにして欲しい。
年少のお子さんは保育参観などで保護者が来園した後、保護者だけ帰宅すると大泣きするお子さんが多数出てきます。一人が泣き出すと他の子もつられて泣き出し、クラスのほとんどの子が泣いてしまう状態になることもあります。少しかわいそうなので、年少さんは参観の後、保護者と一緒に帰るようにしています。学校行事と重なっているような場合は、早めに伝えていただければ日程変更なども考えられますので、担任に伝えるようにお願いします。
・懇談会での発言が負担です。
話したくない方は無理に話さなくても大丈夫です。自己紹介だけして次の方に回してください。
・親鳥会の共同制作3回は多いと感じる。
これは令和6年度の役員をしていただいたお母さんからの意見です。共同制作の回数は園の方からは指定しておりませんので、その年の役員会で決めていただいています。いろいろと作っていただき助かっておりますが、役員さんの負担になるようでしたら回数を減らしていただいても構いません。かつては5回ぐらいかけて夏祭りの法被やインディアンごっこのティピを作っていただいた時もありますが、現在は保護者同士が仲良くなるための機会として行っている面もあります。
【保育環境】
・教室の冷暖房が十分効いていない時は、服装で調整するので教えてください。
・参観日に室内がとても寒かった。
暖房についてはエアコンだけでなくストーブもありますのでかなり寒い日でも十分暖かくできる状態にはなっております。ただ、子どもたちは大人が丁度よく感じる室温にすると暑がる子が多いため、普段から低めの温度設定にしているようです。参観の時もそのままの設定で保育していたようなので、保護者の参加行事の際は少し設定温度を上げるようにしたいと思います。
・冬はトイレが寒いのでは?
・感染症予防のためトイレではスリッパに履き替えると良いのでは?
残念ながらトイレに暖房設備はありません。また、子ども用の便器には便座をあたためる機能が無いため、便座カバーをつけて冷たくないようにしております。
トイレでのスリッパ使用については、確かにそうだとは思いますが、クラスで一斉にトイレに行くことが多く、たくさんのお友だちが待っている中でいちいち上靴から履き替えさせることは現実的に難しいです。
・雨や気温が低い日のプール遊びは止めた方が良いのでは。
・夏休み後もプールの時間があると良い。
プール遊びの時期と梅雨が重なるので、いつも天気予報とにらめっこをしながら、プールをどうするか決めています。プール日和が続く年は無理に入らなくても大丈夫なのですが、雨の日が続く時には、晴れ間を見てなんとか入れてあげたいと無理を承知でプールに水を入れる時があります。寒そうなときには短時間にするなどしておりますが、心配なご家庭は入れないように担任に伝えてください。
夏休み後はプールがあると運動会の練習ができないため、プールはお盆前に撤去しています。プール遊びをする日には他の活動はほぼできませんので、仮にプールを残しておいても運動会との兼ね合いでプール遊びをすることは難しいところです。
・飼育動物を増やしてほしい。
かつては園内で多数の動物を飼育していましたが、現在は飼育動物を減らしていくようにしております。生き物を飼えば餌をあげないわけにはいきませんから、職員が交代で休日出勤して世話をしております。幼稚園でも働き方改革が必須になっており、また、本来愛玩動物ではない動物を狭い小屋の中で飼育するのはどうなのかという考えもあって、現在飼っている動物が亡くなってしまった後は、補充されないものと思ってください。
【送迎バス】
・送迎バスの位置がわかるシステムがあると良い。
システムのセールスはいろいろなところから来るのですが、いずれも導入すると月々数万円の利用料がかかります。現状でも、バス送迎のための費用はバス利用料では賄いきれてはおりませんが、これ以上経費を増やすのは厳しいところです。利用するご家庭に負担していただくと考えると、一人1,000円ほどの負担増になりますので、そこまでして導入するメリットはないのではないかと思います。
【預かり保育】
・預かり保育のおやつの量がもう少しあると良いと思う。
これはそれぞれのご家庭で考え方が違うので難しい所です。晩御飯を食べなくなるので、あまり食べさせないで欲しいというご家庭もあります。子どもたちの様子をみながら、どのくらい出すのが適当か決めていきます。
・今年度の預かり保育での外遊びの時間が少なかったように思う。
午前中の園庭は木の陰に入り過ごしやすいのですが、午後はほとんど日影が無い状態になるので、夏場のお天気の良い日は午後の外遊びを避けております。安全に保育するためですのでご理解いただきたいと思います。
【課外教室】
・英語教育や体操などの課外教室があると良かった。
今年度から課外の英語教室ができます。